少し落ち着きがないだけ。
少しひとりになるのが嫌いで鳴くだけ。
少しリードを引っ張るだけ。
少し頑固なだけ。
少し他のわんことの関わり方が分からないだけ。
少し…少し…なだけ。

…というのは、コロナ自粛直前の2月に我が家のアイドルになった愛犬こむぎの成長に対する飼主ファミリーの言い訳に過ぎません。だって、うちの「こむちゃん」最高に可愛いいんだもん！

ただ、成長と共に外に出る機会が増えてくると、飼主である私達が疲弊してくるのです。

少し落ち着かず、鳴き過ぎで、リードを強く引き過ぎて、言うことを聞かず、他のわんこと関わると謝ってばかり。

たくさんの「少し」が積み重なり、もしかしたらプロにきちんと躾をして貰った方が良いのかもしれないとスクールを検索しました。近くに幾つかヒットするもののピンとこず、なぜか気になるのは少し離れたドッグスクールユナイテッド。

カウンセリングに伺うとしのぶ先生はとても丁寧に話を聞いてくださり、困っている事に対して的確な答えとアドバイス。山内先生の腕の中でとてもリラックスしていたこむぎの姿を見て、3ヶ月の預託＋出張トレーニングをお願いしました。
こむぎ命の娘は当初渋い顔をしていたものの、毎日更新されるSNSで愛犬の様子を確認する事が日課に。合同練習へは可能な限り家族全員で伺い、こむぎのトレーニング方法はもちろんのこと、大人飼主と子供飼主の接し方の違い、声のトーン、爪のお手入れの仕方に至るまでとても丁寧に教えて頂きました。「この犬種にはこの躾を」とネットや本の内容を鵜呑みにしていましたが、検索内容はあくまでも模範解答。犬にも個性があるんですよね。あれこれ上手くいかなかった事が、個々に合わせたアプローチを教えて頂けた事でストーンと腑に落ちました。

何より、スクールで過ごしたこむぎはニコニコ笑うんです。「え？犬って笑うの？」とこむぎを迎えるまで不思議に思っていたのですが、笑うんです。とっても楽しそうに。リーダーがきちんと導いてあげれば、わんこも安心してニコニコするんですね。

スクールから帰宅したこむぎは、とても表情豊かで落ち着いた、でも底抜けに明るい賢い子に成長していました。3ヶ月も家にいないなんてと嘆いていた親馬鹿ファミリーは何処へやら。今では、もしこむぎの兄弟犬を迎える時にはまたお願いしたいねと話している程です。その前に、こむちゃんの里帰りかな？ユナイテッドはこむぎの第二の故郷です。