厚木市 Kさま ニコちゃん(ボーダー・コリー ♀)

厚木市 Kさま ニコちゃん(ボーダー・コリー ♀)
「あら!ニコちゃん!一体どうしたの?」

最近、朝晩のお散歩で出会う顔見知りのご近所の方々に口々にそう言われます。たるんだリード、私の左側をゆっくり歩くそのニコの姿が、みなさんとても信じられないようで二度見をされるのです(笑)。

甘噛みと呼ぶには痛すぎて激し過ぎるかぶりつきを繰り返し、興奮してしまうとしばらくは全く手がつけられず、目に入るものはみな咥えさらに飲み込んでしまう、それを制すればものすごい逆切れ。まだまだあどけないかわいい顔をしたニコのその小さな体を抱え、まるで育児ノイローゼかのようになった私は、途方にくれ藁をも掴む思いでユナイテッドの要先生にお電話をし、すぐにカウンセリングを受けました。

早速パピートレーニングを開始。

覚悟はしていたものの、聞きしに勝るボーダーコリーの手強さ。開始から反発がひどく何度も心が折れそうになりましたが、その都度先生は飼い主側にも的確なアドバイスをくださいましたし、何より一目ニコを見て「大丈夫。きっと良い子になりますよ。今はおテンバが過ぎているだけです。」と言ってくださった言葉があたたかく、ニコと一緒に頑張って勉強していこうと思えました。

手こずったものの、少しずつ、ブラッシングや爪切りの際に我慢することや「ハウス」や「待て」などの指示も聞けるようになりました。何より、私に対して繰り返していた強い甘噛みがピタリとやみました。

ワクチンが全て終わり、散歩を開始させるとまたまた大きな問題が。牧羊犬の本能との事ですが、通りを行き交うバイクを見つけるとその場でかまえの姿勢を取りそばに来た途端に思いきり飛びかかろうとする、というボーダーの飼い主泣かせと言われている危険な行為をニコも取るようになってしまったのです。一度スイッチが入るとテコでも動かず、目はギラギラ。新聞配達、ピザ屋、郵便配達、ありとあらゆるバイクに飛びかかるように。もちろんリードは常にピンピンに引っ張られ、飼い主が統制を取ることは全く出来ない状態へとなってしまいました。あんなに楽しみにしていたのに、散歩にニコを連れて行くのが億劫になっていく自分がおりました。

改めて先生に相談し、引き続き出張トレーニングをお願いすることにしました。頭を使いかなり神経をすり減らす勉強だとの説明を受けておりましたので、最初のうちはニコもスクールから帰ってくるとかなり疲れているように見えましたが、回数を重ねていくうちに先生のお迎えの車を楽しみに待つようになってきました。

スクールには他にもたくさんのワンコ仲間が来ているので、お友達とのフリータイムがニコはとても楽しかったようです。遊びながら大事な社会性も身につけさせて頂き、またフリータイムとトレーニングタイムとのメリハリもニコにはぴったり合っていたのだと思います。

こちらの今の悩みと今後の要望をお話し、そのために必用なトレーニング回数などもきちんと先生から説明があった上での勉強開始となるのも、とても助かりました。パピーで、ボーダーで、しかも出来るだけ短い期間で、上手にお散歩が出来るようにして欲しいという三拍子揃ったかなり難しい要望にも、要先生は一生懸命に応えてくださいました。奥様もお弟子さんもまたニコの教育に丁寧にあたってくださいました。

先生の懸命なるご指導とニコの頑張り、そして飼い主側の毅然とした姿勢で初めてドッグトレーニングは意味のあるものになるんだなと今回の件で痛感いたしました。合同トレーニングが毎週末にあったおかげで、夫も娘も私も自分たちが学ぶ意義を考えさせられ、このトレーニングの成果をみんなで作り上げた感を強く感じさせて頂けたのかもしれません。

先生方に作っていただいた基礎を大切に、ニコとの毎日をより楽しいものにしていきたいなと思っています。

また新たな問題や悩みが生じるかもしれません。ユナイテッドの先生方とは長くお付き合いさせて頂きたいと勝手ながら思っている次第です。

熱いご指導を本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いいたします。