豊島区 横田さま ブルーノくん(ビーグル ♂)

豊島区 横田さま ブルーノくん(ビーグル ♂)
我が家は犬を飼うのは初めてなので、最初からパピートレーニングでは専門家にお願いしようと考えていました。Dog School Unitedはロッキーくんの紹介で知っていたのですが、自宅からは遠く、パピートレーニングにこまめに通える距離ではなかったので思い切ってパピーのときに預託トレーニングにお願いしたので問題行動が悪化する前に対処できました。結論からいうと、これが大正解でした!! 食べ物を前にしても落ち着いて待つことができる、クレートで静かに待つ、コマンドをきく、信号で待つ、カフェにもいける、と預ける前には想像できなかった姿に感動しています。そしてなによりも他のわんちゃん達と遊ぶことで社会化をしていただいたことはブルーノの一生にとって財産だと思っています。一匹一匹のワンちゃんの性格を把握しているトレーナーさんたちはとても頼れる存在でたくさんのことをオーナーである私たちも学びました。3か月の預託トレーニングを終えて、この期間があっという間だったのと、今ではスクールロスになり少しさみしさも感じるくらいです。下記、これから犬を飼われる方の参考になれば幸いです。

<小さな王様、ブルーノが成長するまで>

夫婦共に犬好き、大型犬も大好き、でもマンション住まいで犬種の大きさに制限があるので飼うならビーグルだよね、と話していました。そして9歳の娘は犬が飼いたいとずっと言っていて、折り紙で作った犬2匹を3か月間毎日散歩するほど「お世話できるんだよ」というアピールをしていました。それからビーグル専門のブリーダーさんに登録し、生まれて2か月と少したったときにおむかえし、学校帰りの娘が家のドアをあけたときにそこに子犬がいるというサプライズをしました。そのときはビーグルはとことんマイペース、自己主張が強い、鳴き声にバリエーションがあり吠えるのが得意、食い意地がそこまで張っている、叱られてもすぐ忘れてけろりとする、という特性があることは知りませんでした。何しろビーグル犬の本にはいいことしか書いてありませんでしたから、フレンドリーな猟犬くらいに思っていました。

ブルーノが我が家にきたときは3ヶ月未満のパピーで、甘えん坊で人懐っこくて好奇心旺盛で、なにをしてもかわいいと感動していました。鼻がいいのでフードの袋をあけたとたん、寝てても飛び起き、ご飯早くと要求泣きが始まります。それさえも「鼻がいいねすごいね」と感心しているくらいおめでたかったと今は思います。日に日にその要求泣きが強くなり振り回されることも知らずに・・・。

ビーグルを飼う前に一通り訓練の動画をみたり、ビーグル専門家が発信する情報を調べました。ワクチン接種が済むまではしつけ教室にもいかず家でとりあえずみようみまねでしつけようとしましたが、こちらのしつけのペースがブルーノの成長においつかず、来て一週間足らずでいつの間にか大人が子犬に気を使う場面が出てきました。

夜明けにケージから出してと要求泣き、在宅勤務中に別部屋で会議をしてると2時間半吠え続ける、根負けしてケージから出すと仕事部屋に入ってきてカーペットにおしっこ、トイレを覚えたと思ったのに玄関マットや娘の部屋のカーペットにおしっこやうんちをする、食べ物が目の前にあるときしかいうこと聞かない、など人間がパピーに振り回される生活がスタートしていました。あるときはヒマラヤチーズをあげると無我夢中でかじりはじめ、食欲がすごいのであっというまに半分の大きさになり、そろそろ返してもらおうとすると殺気立った眼差しを向けてきて一瞬ひるんだ記憶もあります。

そのうち家の中でのヒエラルキーの下にいる娘を甘噛みするようになりました。夜噛まれた時は手に穴があいてしまい、救急病院に行ったこともあります。犬を飼うことをあんなに楽しみにしていたのに娘はブルーノをこわがり、その弱いエネルギーが犬にも伝わり、それを逆手にブルーノはますます強気に出るようになりました。

小さな王様化していくブルーノをみて、「かわいい」より「不安」が大きくなっていきました。たった1,2週間で犬は好き勝手出来るにはどうしたらいいかを学び、一方人間側は制御の仕方がわからない・・・。このまま10年以上一緒にすごすのに犬に気を使って生活するのでは楽しくない、もし他人を噛んでしまったら、などとノイローゼになるくらいでした。そして、ワクチンが済んだらパピートレーニングをお願いしようと必死にネットでしつけ教室を探しました。でも近所ででてくるしつけ教室はなんだかピンとこないのです。

そんな中、会社の先輩のロッキーくんが通っていたドッグスクールユナイテッドのインスタをフォローしていたので遠くて通えないけどとても気になっていました。どこが気になっていたかというと、ワンちゃんたちが楽しく遊びまわるので、犬がどこかのびのびとしていて笑っているように見えたのです。しつけというとビシバシ体罰とか与えるのかなというイメージだったので意外でした。遠いから通えない、でも気になる、遠い、けど気になる、と気持ちが行ったり来たり悶々としていたのでとりあえず電話してみることにしました。お電話では丁寧にこちらの状況を聞いていただき、そして、通えない場合は1か月ごとの預託トレーニングというオプションもあるとのことなので早速面会のアポを入れてくださいました。

面会の日、しのぶ先生に抱っこされてもみくちゃにされたブルーノはイヤな顔をしつつも従っていました。私たちが皮膚をひっぱりもみくちゃにしたら甘噛みされたかもしれないのにしのぶ先生の腕の中ではまな板の上の鯉のように静かでした。犬は相手をみて自分の態度を決めるというのは本当なんだと思った瞬間です。敷地内にはウッドチップが敷かれた広いグラウンドがあり、そこではスクールで飼われているワンちゃんやほかの預託トレーニングのワンちゃんがいてみんな楽しそうに遊んでいるのです。のちに、この遊びこそが大事な犬の社会化のトレーニングになることを知りました。

グラウンドの外には大きなバンが停まっていて、ふと中をのぞくとたくさんのワンちゃんがそれぞれクレートに入り静かにしているのです。その姿に驚きを隠せませんでした。うちのブルーノもこうなるのでしょうか? とお聞きすると、「なります」とおっしゃいました。もう迷わず、預けたい、と思い申し込みをしワクチンが完了したら連れてくることにしました。

預けて最初の2週間は面会ができないのですが、その後は1週間ごとに会いに行き、飼い主も一緒にトレーニングをしました。まず驚いたのが、スクールに入学した当初していた要求泣きが2週間後はしなくなったこと、ご飯を静かに待てるようになったことです。ブルーノは、預ける前は「自分が一番」でした。でも他のワンちゃんと社会生活をすることで負けることを知り、謙虚になったのか、顔つきまで変わりました。

飼い主のコマンドを聞くようになるにはやはり飼い主の参加も必要なので、預託期間にゴールデンウィークがあったので、その期間は毎日会いに行きました。結果的に3か月預けたのですが、毎週1,2回は会いに行き、最後の1か月は週末一時帰宅をしていたので、細かな調整などができました。家で困ったことなどがあると先生方に連絡すると懇切丁寧に教えていただきました。

トレーニングの途中で気づいたのですが、犬のトレーニングだと思っていたのが実はトレーニングをされていたのは飼い主のほうだった、という側面もあります(笑)。

Dog School Unitedの預託トレーニングはプロのトレーナーさんたちが犬を「お利口マインド」にプログラミングをし、飼い主がアップグレードされた犬を使いこなすための訓練を受ける、といった感じでしょうか。スクールに任せっぱなしではなく、その後の飼い主の継続次第でお利口を保てるか後戻りするかのちがいになることも教わり、ブルーノはまだ子犬なので引き続き家庭でのしつけは続きそうです。

ブルーノが3か月間の預託トレーニングを終えて家に帰ってきてからはクレートの中にブルーノがいることを忘れてしまいそうなくらいです。好き勝手したいという要求が出てくることもあるかもしれないですが、オーナーである私たちがぶれないようにしたいです。

娘も自信がつき、今ではブルーノをこわがることもなくたくさんお世話をしてかわいがっています。

パピーを飼われた方、Dog School Unitedにトレーニングのご相談をされることをおすすめします。

先生方、3か月間お世話になりましてありがとうございました!! またペットホテルでお世話になりたいと思いますのでよろしくお願いします。