ららは出会ったときから人懐っこく、元気いっぱいでした。
そこが気に入って、たのしい生活を思い描き、家族に迎え入れたはずなのに…

最初は家族・先住犬・先住猫、みんなと仲良く過ごせていました。
しかし、日が進むにつれ、ららの我が出始め、ワガママになっていきました。
今思えば飼い主の私達が甘やかしてしまったからだと思います。

散歩は全く進まなかったり、進み出したと思ったら引っ張りまくる…
先住犬や先住猫にも襲いかかり（ららは遊んでるつもりだろうけど）、先住犬は怖がってしまい、リビングは柵で区切らなくてはいけなくなり、家中柵だらけ…
最初はできていた留守番もできなくなり、私が帰ってくるまで吠えまくり、外までおっきい声が聞こえる始末…
一番大変だったのは、甘咬みなのか本気咬みなのかわからない噛みつきでした。
子供たちが部屋の中を移動するだけで、服や足に噛みつき、オモチャで遊んでいても興奮して足に噛みつき、私が怒ると噛みついてくる…
毎日流血、そして家に居るときはボロボロの服に着替えるという生活を送っていました。

しつけも大型犬ということもあり、しっかりしつけようと、ネットで検索していろいろ試してみましたが、しつけ方も沢山ありすぎて、どれがららに合っているかもわからず、気がつけば完全育犬ノイローゼに陥ってしまい、可愛さよりも噛まれる恐怖心の方が上になっていました。
他の場所でパピーレッスンも受けましたが、あまり成果がでず、いろいろ調べてドックスクールユナイテッドさんにたどり着きました。
すぐに電話をし、カウンセリングを受け預託トレーニングをお願いしました。
預けた直後は本当にこれで良かったのかと思う反面、ららが家に居ないので、普通の生活が送れるとホッとしている自分がいました。

いよいよ初面会になり、いろいろな気持ちが混ざりあい、ドキドキしながらスクールに向かいました。
今までは噛む時にしか寄ってこなかったのに、嬉しそうに尻尾を振りながら近寄ってくるららに、恐怖心はなくなり、とっても愛おしく思い、涙が溢れてきました。
それから週に２回レッスンを受け、その度に良いこになっていくららに毎回感動していました。
一時帰宅の時に出た問題点も、すぐに相談にのってもらえて、とても心強かったです。

3ヶ月の預託トレーニングを終えて家に帰ってきた今は、昔の姿が嘘のように、良いこに生活しています。
もちろん噛まれることは無くなり、柵で仕切られていたリビングも柵はすべて撤去され、今ではクレート１つのみ。
クレートの中で静かにお留守番もできるようになりました。
リビングに出てる時は、自分のベッドの上でおとなしくしていることもできるし、子供たちと一緒に添い寝することもできます。
先住犬や先住猫が近くを通っても、襲いかかることもなくなりました（猫の急な動きにはビクッと反応してしまうけど　笑）。
私達飼い主が甘くなってしまうので、お散歩の引っ張りや人混みで興奮してしまうなど、まだまだトレーニングが必要な所もありますが、断然良くなっています。
思い描いていた理想の生活が送れるようになりました。

トレーニングしてくださったしのぶ先生始め、要先生、山内先生、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
これからもお世話になりますが、飼い主共々宜しくおねがいします。